2013.12.03 安楽椅子 張替え修理

この椅子は南窓の広縁に置かれた結構年代物のアームチェアでした。(2脚)同じセットのセンターテーブルも修理をしたのですが写真を撮り忘れました。
木部や張り生地は日焼けで傷み、背もたれの藤も破れガタツキも出ていました。それでも家の雰囲気にはとても良く馴染んでおり、正に「しっくりいく」感じでした。修理の相談を頂き、見積のためお宅を訪問し、奥様からしばらくお話を伺っていると、この椅子にまつわるお話が30年分ぐらい思い出され、いろいろな物語ととも過ごされた椅子なのだなあと感じました。多くの家具屋さんに、この椅子の修理の相談をされたそうなのですが、どこも新しい椅子への買い替えを勧められたそうで、私は職人の立ち位置におりますので、大切な家具は何としてでも修理をして差し上げたいと思っています。とお伝えし、出会えた事をとても喜んで下さいました。

修理を施した家具

この椅子の場合、お客様のご自宅でいろいろなお話を伺えましたので、修理の計画は明確にイメージが出来説明をさせていただきました。完成写真のように新品アンティーク?の用に仕上げて納品をし、とても喜んでいただけました。ただし、家具は生き物のように代謝がありませんので直射日光は苦手です。紫外線や極度の温度変化により日焼けや乾湿で傷みが早まります。使わない時は出来るだけ直射日光にさらされないようレースのカーテン一枚でも引いてあげて下さいね。

修理を施した家具