張生地の交換

Service / Upholstery

張り生地の交換

張替えだけではなく、
長持ちを最前提

張り生地には、本革、合成皮革、ファブリック(布地)それぞれに非常に多くの種類や様々な特徴があります。

各種見本帳よりお選びいただけますが、お打合せの上、ご希望に最適なご提案もさせていただきます。 また弊社内にも多くの在庫生地がありますので、ご来社いただければ現物でご確認いただくこともできます。

作業実例

01状態の確認

事前の打ち合わせで伺ったご要望を念頭に、まずはいろいろな姿勢で何度も座り、体感的に現状の内部の状態を確認します。
分解してしまうと正しく座ることが出来なくなってしまうため、分解前の状態で不具合箇所を整理しておきます。
現状の状態を把握した上で、フレームやバネの補修、補強、掛け心地や耐久性を最適化するため交換する内部材料の選定、施工手順などの修理方法を計画します。

02分解

表皮材を丁寧に取り外し、詰め物(綿や羽毛、ウレタンフォームなど)を順番に取り外すといよいよ骨格(フレーム)が現れます。
骨格やバネの状態を確認し、補強や修理、交換の必要性を記録します。 もともとソファに取付けてあった脚は取り外し、角材などの仮の脚を取り付けます。
ソファの土台となる骨格、バネなどをこの先20年の耐久性を目標に修理、補修をします。 (この状態では、座ることが出来ないため、経験に基づき作業を行います。)

03下ごしらえ

まずは、計画通りの材料(ウレタンフォーム)を積層接着して造形を整えながら何度も座り掛け心地の適正の是非を体感で確認します。必要に応じて、材料を変えながら何度も掛け心地の確認をして依頼者の「満足」に近づけるよう作業を行います。
弊社で使用するウレタンフォームは10種類ほどの材種があり、耐久性や掛け心地に合わせて選定しています。(この選定は技能職としての経験がモノをいいます。) ウレタンフォームの造形ののち、綿を積層し必要に応じて下張りを施し耐久性を確保します。

04表皮材の型だし、裁断、縫製

いよいよ張替のための作業に入ります。取り外した表皮材の縫製をほどき、それぞれパーツとなった生地から裁断用の型紙を作ります。破れやすい箇所があった場合などは、その都度型紙を補正して今後の耐久性に備えます。
選定いただいた表皮材(革、合成皮革、布地など)には、それぞれ特有の「クセ」のようなものがあり、材料の特徴を生かした型だし、裁断、縫製を行います。

05張り込み

洋服のように立体縫製がなされた縫製品を、下ごしらえの済んだ本体に張り込んで行きます。
張り込み作業は、美しさを決定づける仕上げの作業で、技能職のセンスが問われるところと自負をして仕上げて行きます。

06仕上げ

張り込んだ生地の張力によって掛け心地が変わることもあり、仕上げの段階でも何度も座り、体感で仕上がり具合の確認を繰り返し完成へと向かいます。
ここまで付けていた、角材など仮の脚を正規の脚に付け直し付属パーツなどを取り付けて完成に至ります。

よくある質問

  • 会社ではなく、個人の依頼も可能でしょうか。

    もちろん可能です。
    すでにお世話になったお客様からのご紹介で弊社は成り立っています。

  • お支払いはどのような方法がありますか。

    現金、お振込みのみになります。
    代金が、10万円未満の場合は、納入時ご決済。
    10万円以上30万円未満の場合はご注文時50%、納入時50%のご決済。
    30万円以上の場合は、ご注文時に全額のご決済。

  • 納期はどのぐらいかかりますか。

    目安として、ダイニングチェアで通常2週間、ソファで3週間ほどお預かりさせていただきます。

  • 修理期間中、代わりの椅子を貸してもらえますか。

    ダイニングチェアはご用意することが可能です。ソファの場合はご用意がありませんのでご了承ください。

  • クッションの硬さ、厚みなど調整できますか。

    基本的には可能です。
    厚みを変える場合は、カバーケースを作り直さないといけない場合があります。
    弊社で使用するウレタンフォームは10種類ほどの材種があり、耐久性や掛け心地に合わせて選定しています。
    (この選定は技能職としての経験がモノをいいます。)
    ウレタンフォームの造形ののち、綿を積層し必要に応じて下張りを施し耐久性を確保します。
    中材の構造は、ウレタンフォーム積層+綿積層+ポリエステル生地インナーケース入りを基本としています。