納品事例

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デザイナーズチェアの張替修理 / 2013.11.21

Before

After

work commitment仕事のこだわり

アルミダイキャストフレームのシンプルなデザイナーズチェアの張替修理として、座面と背もたれの革の張替、詰物の交換、アルミダイキャストフレームの研磨をいたしました。

どんな場合も大抵そうなのですが、シンプルな形は職人泣かせの場合が多いものです。
木や板や鉄パイプはそう簡単には曲がらないとか、布はそのままではすぐにほつれるとか、革は動物の皮膚なので良く伸びる部分と全然伸びない部分があるとか、柔らかさを固い素材で表現するとか、人間もそうかもしれませんが「あっちが立てばこっちが立たず」のように、あらゆる素材はそれぞれ泣き所が多く、技術者たちは知恵と工夫を繰り返し、素材の泣き所を克服し、当たり前のように見事に美しい製品へと加工をするのです。
まんまるいものや球面、有機的な造形は一見シンプルに見えますが形に表現する事はとても難解な作業が伴うのです。作品の制作をするような場合にしばしば直面してしまいますが、定規やコンパスできっちり書かれたデザインは割合正確に造形表現が出来ますが、例えば子供の落書きのような絵を正確に造形表現する事は超難解なものになります。

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